今回のあましんさん
藤倉 良大さん(天満橋支店 2005年入庫)
ぶらり天満橋
商都の成り立ちに深く関わってきた。
天満橋あたりに残る秀吉の大きな功績は、
大阪の歴史をかじったことがある人なら、
きっとよく知るところだろう。
歴史ある一帯にいま、輝く人を探してみた。
大阪城のお膝元、天満橋エリアは
平野の目立つ大阪の街にあって、
起伏に富んだ
上町台地が通ります。
周辺には歴史を伝える遺構も多数。
今回は台地沿いに
玉造にも足を運び、
深い文化の香りを感じてきました。
※掲載している情報は2026年1月現在のものです。営業時間・料金等が変更になる場合があります。
01gentil OSAKA
- 大阪市中央区天満橋京町1-1
- KEIHAN CITY MALL 3F
- 06-6910-0245
- 10:00〜21:00
- 日曜休
タイミングが合えば、団体での体験レッスンに参加することも可能。トップクラスの講師の手ほどきを受けながらステップを踏めば、社交性やマナーも同時に学ぶことができる。
ドレスとスタジオが一堂に
優美で華やかな世界への入口
京阪天満橋駅の「駅ウエ」に構える社交ダンスのドレス専門店。70坪のスタジオ、大川を見下ろすサロン、ドレスのアトリエが併設される規模感は、界隈でもなかなかないんだとか。20名の優秀な講師陣によるレッスンには、京阪神はもとより岡山や東京から足を運ぶ人もいる。ハードルの高い趣味のように思えるが、代表取締役で元プロダンサーの宇賀千咲さんによれば「ふらりと訪ねてみてほしい」とのこと。宇賀さん自身がデザインしたドレスに見惚れるもよし、レッスンを見学するもよし。その先に、新しい出会いが待っているかもしれない。
02PIZZERIA LEON
- 大阪市中央区船越町1-2-9
- ドエル天満橋 1F
- 06-6484-9959
- 11:30〜15:00(14:30LO)
- 17:30〜22:00(21:00LO)
- 不定休
生地は3種類の小麦粉をブレンドしているといい、そのいずれもがイタリア産というこだわりよう。季節や天候によって水や塩の配分も変えており、熟成には2日を要している。
本場顔負けのイタリアンは
名物メニューも根強い人気
カジュアルに本場の味が楽しめるイタリアン。イタリア・ジャンニアクントの薪窯を使い、最高500度の高温で焼き上げられるナポリピッツァは、表面はカリッと軽やか、中はふわふわの仕上がりが特徴だ。この道30年近くになる代表の辻佳久さんの自信作は、たっぷりのモッツァレラチーズに新鮮なマッシュルームと半熟玉子が鎮座する、名物ビスマルクLEON1700円(ランチタイムの価格)。余計な味つけを削ぎ落とすことで、マッシュルーム本来の豊かな香りが楽しめる。近隣の住民や勤め人でにぎわう人気店。来店には予約がおすすめだ。
03焼きしゃぶ 天幕
しゃぶしゃぶ
- 大阪市中央区谷町2-8-7 谷町第2ビル
- 06-6360-9226
- 11:30~15:00(14:00LO)
- 17:30〜23:30(22:00LO)
- 年中無休
ランチタイムに提供される担々麺、ビビンバ、カレーなども、近江牛を惜しげもなく使用したお値打ち品。なかでも、究極の焼きしゃぶ担々麺1380円が人気なんだそう。
新ジャンル“焼きしゃぶ”で
これまでにない食体験を
焼肉でもない、しゃぶしゃぶでもない「焼きしゃぶ」を名物とする店。天幕(てんと)の焼きしゃぶは、3ミリ厚の近江牛の両面をさっとあぶり、ナムルを巻いてお好みの薬味と合わせて、白身をメレンゲ状に泡立てた生卵にくぐらせる、他ではなかなかお目にかかれないスタイルだ。前菜に始まり、一品料理、焼肉、焼きしゃぶ、そして〆へと向かうコースの構成も、さまざまな食材をバランスよく食べられる内容で、充実感たっぷり。河内鴨、日南もち豚といったブランド肉も楽しめる。人が集まるテントのように、大切な人と豊かな食卓を囲みたい。
04COBATO STORE
- 大阪市北区天満3-5-1
- アイアンドアイビル 1F
- 06-6360-9513
- 11:00 〜 17:00
- 火曜・水曜・木曜休
アーティストとのコラボで知られる店だが、今後はウエディングなどの場面で「個人とも結びつきを強めたい」と代表の高岡美子さん。新商品も続々と投入していく予定だ。
クッキー缶で人気の店は
その“中身”もどんどん進化
どこか懐かしい雰囲気をまとった、愛らしいクッキー缶が人気の手みやげ専門店。
店内はタイル張りの床にシックな調度品が調和し、気分が上がること間違いなしだ。さまざまなメディアにも取り上げられた缶に目が行きがちだが、新たに構えた工房では素材の配合をブラッシュアップしたほか、新鮮なスパイスを使うことで一つひとつの風味をさらに引き出すことに成功。ベルギーの伝統菓子・スペキュロスやビスコッティ、フィナンシェなど、肝心の中身も充実したものになっている。
集めて楽しく、贈って喜ばれるギフトは、まだまだ進化を続けそうだ。
05鈴木弦楽器
- 大阪市中央区島町1-4-7
- 第一双基マンション 1003号室
- 06-6942-6665
- 10:00 〜 18:00
- 木曜・祝日・年末年始休
(臨時休業あり)
もとは通信業界で働いており、楽器経験もピアノくらいだったという鈴木社長。家業に入り、デジタルからアナログの世界へと転身したことで、その奥深さを感じる日々を送る。
プロ奏者からの信頼も厚い
弦楽器の殿堂が天満橋に
バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスを常時100点以上取り揃える、弦楽器の店。ビンテージから現代作家のものまでがずらりと並ぶ店内は、圧巻のひと言だ。販売の一方ではリペアにも力を入れており、卓越した技術を持つベテラン職人を頼って来店するプロも多いんだとか。また、地元のコンサートでバイオリンとビオラの体験教室を実施するなど、演奏家の裾野拡大にも意欲的。代表取締役社長の鈴木信也さんは「感覚の世界だからこそ突き詰められるものがある」と語る。鈴木弦楽器という扉の向こうに、未来の名手の誕生を期待したい。
06清華堂
- 大阪市中央区玉造1-6-25
- 06-6761-7315
- 9:00 〜 18:00
- 日曜・祝日・第1・第3土曜休
コロナ禍を受け、抗菌・抗ウイルス加工技術も独自開発。近鉄電車の車両、日本航空の旅客機、国立競技場など、美術という「額縁」の外にも清華堂の技術は活かされている。
1世紀超の歴史におごらず
アートに親しむきっかけを
表具店として1923年(大正12)に創業して100年あまり。令和の現代は美術の
「トータルアーカイブ」を掲げて、飾る、直す、守るという3つの領域で美術品、工芸品の額装・掛け軸装や修復を手がける。寺町に近いロケーションから寺院と密接なつながりを持つ一方、近年はウェブ販売にも注力。一般の人がアートに触れるきっかけづくりを進めている。「大切なものをふさわしく見せたい」とは、和洋や時代を超越した美意識を重んじる代表取締役の岡本諭志さんの言葉。芸術にていねいに接してみたい人は一度、足を運んでみてはどうだろうか。
太閤さんの“レガシー”を舞台に、
さまざまな人が文化をつむぐ。
天満橋の周辺で見つけたのは、
そんな尊い営みでした。
出会った人の視線の先に、
前向きさを感じる街歩きでした。

