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2025年 大阪・関西万博あましん × 共創チャレンジ

AMASHIN × Co-creation Challenge

つながりが街の魅力を深める

甲子園けやき散歩道

会長 倉本洋一 氏

甲子園けやき散歩道 会長 倉本洋一

アーケードはなくても、その商店街には確かなつながりがある。阪神甲子園駅の北を東西に貫く旧国道沿い、約2キロにわたって延びる甲子園けやき散歩道は、2007年の団体発足から街の活性化に尽くしてきた。いまや70以上を数える会員は、飲食、理美容はもとより、医療、教育、士業に至るまであらゆる業種におよぶ。洋菓子店を営む倉本洋一会長は「『共創』という言葉は、まさに私たちの活動を言い表していると思います」と話す。加盟店それぞれが専門領域を持ち寄るけやきサロン、ご当地の古社・岡太神社が舞台のガラポン抽選会といった主催イベントは、多様性に富んだ商店街ゆえの集合知の結晶だ。同時に会員同士が横のつながりをつくるための受け皿としても、少なからぬ役割を果たしてきた。
武庫川女子大学に代表されるように、一帯は優れた住環境を併せ持つ文教地区。阪神甲子園球場のお膝元というブランド力も手伝って、会員に話を聞けば異口同音に強い地元愛が語られる。15年に迫る活動を通じて生まれたのは、エリア全体の繁栄なくして個店の発展はないとの共通認識。人と人との温かい交流に満ちたけやき散歩道を未来に残し、そのにぎわいを旧国道の外にも広げようという機運もおのずと高まった。70年万博のころに植えられた地域のシンボル、けやき並木は樹齢を迎えて植え替えの真っ最中だが、そんな「世代交代」も伸びゆく街の今後を象徴しているかのようだ。新たなけやきのトンネルができるとき、街はどんな顔を見せているだろうか。

甲子園けやき散歩道

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さまざまなイベント 地域とつながる

食育、介護、金融と、けやきサロンでは幅広いテーマをカバー。ガラポン抽選会に焼き菓子、美容品、歯ブラシなどバラエティに富む景品が揃うのも、会員の業種が多岐にわたるがゆえです。けやき散歩道の愛称が定着し、企業の協賛も増えたことで地域貢献の足元も固まってきています。

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文教地区の強みを活かし 持続可能な街へ

小中学校と連携して演奏会や美術作品の展示を行うなど、次世代との接点を持つことも活動の大きな目的。魅力ある街のことを知ってもらおうと、大学との共催を検討するなど、甲子園界隈が持つポテンシャルをさらに高めていく考えです。

甲子園けやき散歩道

甲子園けやき散歩道

西宮市学文殿町1-8-19(パティスリーベルン甲子園本店)

URL:

公式HP http://koshienkeyakisanpo.com/