HOME共創チャレンジ地域密着で福祉の未来をつくる
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2025年 大阪・関西万博あましん × 共創チャレンジ

AMASHIN × Co-creation Challenge

地域密着で福祉の
未来をつくる

株式会社そらいろ

代表取締役 岩本 育也 氏

株式会社そらいろ 代表取締役 岩本 育也 氏

要介護認定者数6000名弱。これが、大阪市西淀川区に置かれた福祉の現状だ。ここに障がいや精神疾患を持つ若年層が加われば、ケアを要する人の数はさらに増大する。海外出身の方や2025年問題を直前に控え75歳以上の後期高齢者数がピークに達する現在、より踏み込んだ医療、介護のあり方が求められている。

そうしたニーズを拾い上げるべく2021年に立ち上げたのが、24時間365日の訪問ケアをうたう株式会社そらいろ。区内に訪問看護、居宅介護支援、訪問介護の3事業所を構え、難病や障がいを抱える利用者と密に向き合う。作業療法士として四半世紀近いキャリアを重ねる代表取締役の岩本育也氏は「従業員は福祉への熱意、奉仕の精神にあふれた人ばかり。午前1時であろうと、利用者から電話があればいやな顔もせず飛び出していきます」と胸を張る。類似の業態でも、文字通りの24時間対応を実現できている事業所は少ないという。基幹病院の訪問看護部門を統括した経歴を持つ人物の言葉は、決して軽くはない。

医療人材の不足は入院期間の短縮という現実を招き、自宅での看取りが増えた。救急対応が必要か迷った末に119番通報をためらうケースも報道の通りだ。そんな時代だからこそ、訪問看護に課された責任はより大きくなると岩本氏は確信している。しっかり目の行き届く範囲で専門領域の異なる従業員が連携し、誰に対しても平等なケアの実現へ。とかく暗いイメージで語られがちな福祉の未来を「そらいろ」に変えてみせる。

株式会社そらいろ

1

地域密着のきめ細かいケア

訪問看護、リハビリ、ケアマネジメント、医療事務を一拠点に集中させ、地域包括支援センターや基幹病院と密に連携を図ることで、切れ目のないケアを実現。ケアプランの作成から実際の看護までを一手に担える事業所はまれで、連携ミスが招く対応の遅れも未然に防止できる体制です。

2

福祉に関する知識・技術の啓発

家族が福祉サービスにかかる必要が生じたとき、予備知識の有無は大きく物を言います。そこで、そらいろでは老人ホーム、こども食堂、商店街のイベントなどに積極的に足を運び、無料健康相談やリハビリ体験を実施。地域を挙げての福祉リテラシー強化に取り組んでいます。

3

持続可能な地域福祉の実現へ

2024年2月には、新たに訪問介護事業所を開設。適切な人員配置によるケアの充実という軸はぶらさず、着々と企業規模を拡大させています。「いずれは保育所、老人ホームといった領域にも進出したい」と岩本氏。西淀川で培われたノウハウは、新しい時代にも活かされるはずです。

株式会社そらいろ

株式会社そらいろ

大阪市西淀川区大和田6-11-17

tel:06-6755-9752

fax:06-4862-4390

URL https://www.sorairo2021.com